前日の横岳登山では、途中で下山という判断をしました
山頂を目指していたこともあり、少し悔しい気持ちがなかったと言えば嘘になります でも、山では無理をしないことも大切な選択のひとつ 結果として安全に下山できたことに感謝しながら、一日を終えました
横岳登山の様子については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
そして翌日 前日の緊張感と反対に、この日はゆったりと自然を楽しもうと長野県の栂池自然園を訪れました
栂池高原の駐車場を利用しました 今回の駐車料金は500円(2026年6月) 朝早い時間だったこともあり比較的スムーズに停めることができました
ゴンドラとロープウェイを乗り継ぎ、標高約1,900メートルの高原へ向かいます

今回、利用した【つがいけロープウェイ】の往復料金は4000円でした(2026年6月) 決して安くはありませんが、標高1900メートルまで一気にアクセスできることを考えると その価値は十分にあると感じました
窓の外には緑豊かな山々が広がり、少しずつ標高が上がるにつれて景色も変化していきます その時間さえも旅の楽しみのひとつでした
栂池自然園に到着すると、まず感じたのは空気の心地よさです

澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込むと、前日の疲れと悔しさも少しずつ抜けていくようでした
園内には整備された木道が続き、歩きやすい環境が整っています 険しい岩場を歩く登山とは違い、自分のペースで景色を楽しみながら歩けるのが魅力です
木道の両脇には湿原が広がり、その先には雄大な北アルプスの山並み。

どこを見ても絵になる風景が続いていました 立ち止まって景色を眺める また少し歩く、気になる花を見つけて写真を撮る、そんな穏やかな時間が流れていきます 栂池自然園には季節ごとにさまざまな高山植物が咲きます

派手さはありませんが、厳しい自然環境の中で咲く花々には力強さを感じます 風に揺れる花を眺めていると、不思議と心まで穏やかになっていきました
前日の横岳では、荒々しい岩峰や迫力ある景色が印象的でした それに対して栂池自然園は、優しく包み込んでくれるような自然の美しさがあります
同じ山の世界でも、こんなに表情が違うのだと改めて感じました 歩きながら何度も思ったのは、前日に無理をしなくて良かったということです

もし意地になって行動していたら、この日の景色を心から楽しめなかったかもしれません 登山では山頂に立つことが目標になりがちですが、本当に大切なのは安全に帰ってくること
そして、その過程で出会う景色や時間を楽しむことなのだと思います。
今回の旅では、横岳で「引き返す勇気」を学び、栂池自然園で「自然をゆっくり味わう豊かさ」を感じることができました。 どちらも私にとって大切な経験です。

山旅はいつも計画通りになるとは限りません。だからこそ、その時々の出会いや景色がより特別に感じられるのでしょう 栂池自然園の木道を歩きながら、そんなことを考えていました
次はどんな山に出会えるのか。 そんな楽しみを胸に、穏やかな高原の風を感じながら自然園をあとにしました
